こんにちはアースです。
$$\hspace{1em}5\ -\ 3\ \times\ 2\\
=-\ 6\\
=5\ -\ 6\\
=-\ 1$$
答えは合っています。おかしい所に気付きましたか?
気付いた方、素晴らしいです。
気付かなかった方、危険です。
さっぱりわからない方、重症です…。
くわしくは後ほど!
学校では教えてくれない?!四則計算の間違いを少なくするテクニック!
難しい計算問題が出来るようになりたいという質問を受けます。
しかし私は計算問題に面倒臭い問題はあっても、難しい問題はないと思います。
何故なら計算問題は、計算する順序さえわかっていれば常に2つの数の計算の繰り返しでしかないからです。
では、本題です。
一応、四則計算の順序を書いておきます。
②(小)→{中}→[大] かっこの中
③かけ算・わり算
④足し算・引き算
もちろん上記の計算の順序が変わるわけではありません。
ただ、どうしても前から順に計算して間違いがちになるので、
計算は足し算、引き算の前で切れる( / )と覚えてください。
$$\hspace{1em}19\ \color{red}/\color{black}-\ 8\ \times\ (\ -\ 3\ )\\
=19\ \color{red}/\color{black}+\ 24\\
=43$$
・・・この問題の場合、-8の前で切れますので,( / )で区切ります。
区切りごとに見ていくと、19はそのまま、
そして
$$-\ 8\ \times\ (\ -\ 3\ )$$
を計算します。
このようにすることで、自然に足し算、引き算を後回しにすることができます。
別の問題も見てみましょう。
$$\hspace{1em}13\ \color{red}/\color{black}-\ \color{blue}\{\color{black}\ -\ 6\ \color{red}/\color{black}+\ 3\times\ (\ -\ 4\ )\ \color{blue}\}\color{black}\\
=13\ \color{red}/\color{black}-\ \color{blue}(\color{black}\ -\ 6\ \color{red}/\color{black}-\ 12\ \color{blue})\color{black}\\
=13\ \color{red}/\color{black}-\ (\ -\ 18\ )\\
=13\ \color{red}/\color{black}+18\\
=31$$
・・・同じように( / )で区切りますが、{ } → ( ) かっこの中が優先です。
このように区切ることで、複雑な問題も区切りごとに計算していけば単純化されます。
それによって、間違いが少なくなります。
最初の例題ですが、計算の途中式を書かせるとあのように書く生徒が結構いました。
$$-\ 3\ \times\ 2\ =\ -6$$
を先に計算しています。
まあ、計算の順序はわかっていることは救いですが、あのように書く生徒はやはり数学が苦手な人です。
おそらく、”=”(イコール)を答えの記号だと理解しているのだと思います。
正しくは、A = B のようにAとBが等しい。つまり、”=”(イコール)の前後が等しいことを表す記号であることを理解しましょう。
あと苦手な人ほど途中式を面倒くさがり、しっかり理解できていないうちに途中式を省略します。
そして結局、間違いが多くなりわからくなっていきます。
ですので、習いたては特に途中式を省略せずに書くことが理解への近道になると思ってくだい。
次回は、そもそも偏差値50以上とるには書いてみたいと思います。